2017/04
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これ以上ない「入門」書〜『『いちから聞きたい放射線のほんとう』
久しぶりに、読んだ本のことを書こうかな、と。

『いちから聞きたい放射線のほんとう〜いま知っておきたい22の話』
菊池誠・小峰公子・おかざき真里/筑摩書房

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NHKみんなのうたで、『いのちの記憶』というすてきな歌を歌っていたZabadakの小峰公子さんが、物理学者の菊池誠さんに、文字どおり「いちから」放射線のことを聞いた本。

なにより読みやすい、わかりやすい。難しい数式は一切なく、原子って何?放射線って?セシウムって?という疑問に、ごくごく基本的なところから答えてくれます。例の「周期表」っていうやつや、「原子」の絵も、おかざき真里さんのイラストで、なんだかおしゃれな感じになっています。

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『家族で語る食卓の放射能汚染』 を読む
安齋育郎さんの『家族で語る食卓の放射能汚染』(同時代社・1200円+税)を読みました。

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安齋さんは、「放射線防護学」すなわち放射線の持つ有害な作用をどのように防ぐか、という学問分野の専門家であり、かつ、原発に反対する立場から研究や住民運動に関わってきた人でもあります。そのような立場から、チェルノブイリ原発事故後、食品の放射能汚染問題に直面して書かれたのがこの本のもとになるものです。今回、福島第一原発の事故を受けて内容を補い、あらためて出版されました。

このように書くと、「内容が古いんじゃないか?」と思われるかもしれません(私も読む前はちょっと危惧していました)。しかしそんなことはありませんでした。この本の主な内容は、放射線や放射性物質に関する基本的なことがらで、そうした事項(放射線や放射性物質の物理的な性質)は25年前と変わったわけではないからです。むしろ、今回の事故を受けて「緊急出版」として出されたものに比べ、内容も表現もこなれたものになっていると感じました。

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『川の名前』
久しぶりの読書ネタであります。

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『川の名前』川端裕人作/ハヤカワ文庫

たまたま、近くの書店で見かけて購入。手書きPOPつきで平積みになっていたので、「書店員オススメ」ていうやつだったのかも。2006年初版で買ったものは今年7月の第三刷ですが、確かに夏休みにぴったりの物語です。

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菅谷昭著『子どもたちを放射能から守るために』
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チェルノブイリ原発事故の被災地・ベラルーシでで子どもの甲状腺癌の治療にあたった外科医で、現在長野県松本市長をつとめる、菅谷昭さんの本です。今回の福島での原発事故を受けて緊急出版(6月8日第一冊発行)されたもののようですね。

本文80ページあまりの短いものですが、基本的な事項をきちんとふまえ、今子どもを持つ多くの人が心配している、健康への影響のこと、水や食べ物のことも含めて、平易な文章で解説されています。

私が読んで、いくつか、大切だと思った点をご紹介しておきます。

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ミステリではないな
相変わらず断片的にしか本が読めてません&軽い本しか読めてません。備忘録的に。

『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹。創元推理文庫

単行本は2006年12月に出ているので、4年遅れで読んだことになる。熊本への飛行機の中で読了してしまった。
単行本が出たときに書評なども読んでいたので、「鳥取の田舎の旧家の女三代の話」であるという予備知識はあったが、なんだかもっとおどろおどろしい話を想像していた。

孫世代の赤朽葉瞳子が語り手。まず語られる祖母・万葉は、製鉄所の職工に拾われた、未来視の能力のある娘(山の人=サンカの娘らしいことが示唆されている)。鉄工所の主・赤朽葉家の奥様(この人もどうも何かしら神がかり的)に見出されて長男の嫁となる。未来の夫や舅、息子の死を幻視する万葉の物語は、たしかにやや神話的である。

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最近読んだ本など
近ごろは何かと忙しく、まとまった本を読む時間がなかなかありません。まあでも合間合間に読んだ本がいくつかたまってきたので、備忘録的に。

『インシテミル』米澤穂信・文春文庫
映画化にあわせて文庫化されたんでしょうね。高額の報酬につられて(それにはそれぞれの理由があるのですが)集まり、奇妙な館に閉じ込められた12人。割り当てられた部屋にはそれぞれ異なる凶器、そしてひとりまたひとりと殺されていく...
いわゆる「クローズド・サークル」ものの典型的なパターン、次は何が?と思わせるサスペンス、そしてミステリマニアを戯画化したような登場人物たち。この作者らしい苦いユーモアをまじえた娯楽作品です。確かに映画には向いてそうだけど、はたして面白く撮れるのであろうか。映画は未見です。

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科学と神秘のあいだ
大阪大学の菊地誠さんの、まあ「科学エッセイ」と言うべきかな。筑摩書房から刊行されています。菊池さんのブログ「kikulog」は、さまざまな「ニセ科学」をめぐる情報と議論の場として、ネットでは有名です。

これはかなり前に買って読んだ本あのですが、あらためて書き留めておこうと思いました。

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ここのところ、ビタミンKを投与されずに赤ちゃんが亡くなった事件をきっかけに、「ホメオパシー」をめぐる議論が盛んになり、日本学術会議の会長が談話を発表するまでになっています。そんな中で問われているのは、「科学」とは何か?「科学的なものの考え方」はどういう意味で大切なのか?ということなのだろうと思います。

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「ニセ科学」入門
ちょっと久しぶりに読書ネタ。

『おかしな科学』渋谷研究所X+菊地誠/楽工社

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「ニセ科学」と呼ばれる分野があります。科学用語や、それと紛らわしい言葉を使い、一見科学的な根拠があるように見えるが、実は根拠がないもの。たいていは、それを解説した本や、その説に基づいて作られたという商品が、販売されています。この本は、巷にあふれる「ニセ科学」の代表的ないくつかをめぐって、「亀さん」と「六さん」がああでもないこうでもないと議論をくりひろげ、最後に大阪大学の菊地誠さんが加わってまとめをする、というつくりになっています。

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何してる?
 久々に、なんなく森博嗣の「Vシリーズ」をランダムに読み返していました。

 以下は森作品を読んでいない人には何のことやら、というものですが・・・

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また漫画のはなしですが
 『月刊フラワーズ』3月号を購入、今回はまた『海街diary』が載っているのがうれしい。。。

 注意!以下は完全にネタバレです!

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