2006/06
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こんな時代もあったとさ
何か調べものをするときは、ネットを使うことが多いです。医療に関すること、専門的なことは本を調べることも多いのですが。

新聞は情報量が多いようでいて肝心なものがなかったりするし、テレビは例外を除いてエンターテインメントしかない(というかエンターテインメントですらないものもある)し。インターネットはゴミ情報も山ほどあるけれど、調べたいことがはっきりしていればやっぱり便利。

で、あちこち見て歩いていると、また思わぬ拾い物をすることもあります。
今日はこんなページを見つけました。

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テレビをつけたら
昨日、たまたまテレビをつけたら、水俣病のドキュメンタリー番組をやっていました。
NHK総合、15:05からの、九州沖縄スペシャル「水俣 それぞれの祈り」?胎児性患者の50年?  という番組でした。

始まってから10分くらいたったところから見たので、その前はわからないのだけれど、つけたときにはかなり昔の映像が出ていたので、おそらく水俣病の発生から裁判、判決、といった流れを追っていたのだろうと思います。

しかし主軸は、坂本しのぶさん、金子雄二さんをはじめ、胎児性患者と呼ばれた人たちの「今」にありました。

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水俣病についてどう語るか
ご縁があってときおりお邪魔するようになった今日、考えたことというブログで、18日に開かれた「水俣病は終わらない・東京集会」についてのエントリーがあった。

ここで言及されている原田正純さんは、水俣にちょっと縁を持った人なら誰でも知っている、もと熊本大学の医師で、初期からずっと患者さんとともに歩んでこられた方だ。お話を聞きに行ければよかったなと、ちょっと残念。

ところでこのエントリーで筆者のtu-taさんがとりあげておられる問題(以下は上記ブログからの引用)

今日も患者さんから「こんなカタワにされてしまった」という発言がありました。この問題をどう考えたらいいのでしょう。

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そんなに医者が悪いのか
小児科医が足りない。産婦人科医も足りない。脳外科医も足りない。足りない話が周期的にマスコミでとりあげられる。

でも、その取り上げ方が、どうもおかしい。
小児科や産婦人科や脳外科は仕事がきついから、若い医者がラクな方に逃げちゃうみたいな書き方をする。
他の科がそれほどラクだとも思えませんが、小児科に関して言えば、確かに当直すればまず眠れません。それで翌日は普通に勤務。ミスが出ない方が不思議な労働条件で、みんな必死で働いている。
だから「仕事がキツイ」というのは正しい。

でも、若い医者がそれを単純に嫌っている、つまり「今どきの若い医者はラクをしたがっている」のかといえば、それは違うと思う。

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「天の魚」のこと
TBが来ている(今のところいちばん上)「天の魚」復活プロジェクト。実はこれ、私も一応仲間に加わっているのですが、

「天の魚(いを、と読みます)」は、石牟礼道子さんの『苦海浄土』の一節を、砂田明さんという俳優さんが脚色し、ひとり芝居として全国を巡演したものです。胎児性水俣病の孫を持ち、息子は未認定患者、自らもまた水俣病の症状をかかえながら一家を支える年老いた漁師の語りで構成されています。

語りは、孫への愛情、天草での少年期の回想、不知火海の美しさ、漁師のしごとの醍醐味、「会社」(チッソ)への愛憎、等々が複雑に織りなされたもので、水俣病が(そしてそれを生み出したものが)傷つけ奪ったもの、今も踏みにじっているものは何か、をみごとに伝えていると思います。

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そんなはした金でこどもが増えるか?!
何だか文句ばかり書いているみたいでいやになってくるのだけれど。少子化対策だそうで。

就学前教育の負担軽減、政府与党が少子化対策の原案了承

児童手当の増額?(しかも2才までなんだって)スクールバス?
そんな小手先でこどもが増える?

お金で解決しようというのなら、もっと大盤振る舞いしなくっちゃ。
たとえば・・・

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性教育くらいちゃんとやってほしい
う?んこれはかなりまずいんじゃないの?・・・という話。毎日新聞に連載されている、産婦人科医の北村邦男さんの文章ですが。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/kitamura/kitamura/

「厚生労働省エイズ動向委員会による06年4月28日の報告数は1万1251人。東京都を例にしても05年は過去最多の417件。」だそうで、

それにもかかわらず、東京都のエイズ対策予算額は10年前に比べて半分以下。この傾向は東京都にとどまらず、ほとんどの自治体で同様のことが起こっています。


というわけで、下の画像は上記リンクからの引用ですが(たぶん学会か何かのスライドだなこりゃ)、
hiv.jpg

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「希望」としてのリハビリテーション
リハビリテーション専門医でもない私がこんなことを論じる資格はないのかもしれないけれど。

前のエントリーをアップしてからちらちら考えていたこと。それは「リハビリテーションの意味」ということについてだ。

もちろん、それは第一義的には「機能回復」ということになる。それを、どのような機能が、どのような速度で回復し、いつ社会復帰できるか、という、ある種の「効率」の尺度で見てしまえば、一定期間を過ぎた後なお必要とされるようなものは、低く評価されてしまうのかもしれない。

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リハビリテーション医療の打ち切りに反対する署名活動
この4月の診療報酬改訂については本体ブログでもちょこっと触れてきましたが、小児科(小児内科)の領域については、まあ「わかりにくくなった」部分は多々あれど、大問題ということは当面ないようです(そのうち直面するのかもしれないけど)。

しかし、激震が走っているのが、たとえばリハビリテーション医療。

http://www.craseed.net/より引用

今年4月から疾患別にリハビリの日数制限が設けられ、最大180日でリハビリ医療が打ち切られることになりました。あなた自身、ご家族、お友達が骨折や脳卒中になったとき、リハビリが必要であっても、日数だけで機械的に打ち切られるという、とても理不尽な制度です。NHKスペシャル『脳梗塞からの再生』で紹介された多田富雄さんを筆頭に、私達呼びかけ人一同はこの制度に反対し、日数制限撤廃を厚生労働省に対して要望します。


と、いうわけで、署名運動が行われていることを知りました。

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少子化と言うけれど
去年の出生率が1.25で、またまた過去最低だった、という記事が新聞をにぎわしています。

小児科医としては商売お先真っ暗、ということなのかもしれないけれど、正直、今の世の中、子どもが生まれないのもしかたないのではないかな・・・とこのごろ思うのです。

仕事がない、あればめちゃくちゃ忙しい、給料は上がらない。医者は足りない、保育園は足りない、学校教育は迷走を重ねたうえに妙にキナ臭い方向に向かっている。幼児が騒げば「うるさい」と白い目で見られ、成長して小学校高学年にもなれば犯罪者予備軍みたいな目で見られる、あるいはおとなの性の対象として見られる・・・

ほんとに、子どもに優しくない、子どもを育てにくい社会になってしまいました。

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