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佐藤真を悼む
「阿賀に生きる」「サイード OUT OF PLACE」などを撮った映画監督、佐藤真が死去した。享年49歳。

佐藤真は、私の大学の3学年下だった。芝居が好きで、自ら演出して学内で演劇をやったりしていた。1980年、砂田明さんのひとり芝居「天の魚」を文学部の「学生ホール」というところで上演したときには、招聘の中心になって動いたひとりだった。
そのあたりからの縁で香取直孝さんに誘われ、水俣の隣町・津奈木町福浦の民家に住み込んで撮影した映画が「無辜なる海」である。このときは演出助手というような立場だったと記憶する。

この映画を持って全国をまわり上映するうち、新潟・阿賀の人びとと縁ができ、自らが監督して「阿賀に生きる」を撮ることになった。
言ってみればこの時期の水俣との出会いが、彼のその後の人生を決定づけるものとなったのだ。

「阿賀に生きる」は予定を大幅に超える月日(4年間!)と長大なフィルムを費やして完成した作品だが、当初の無謀とも思える志に、それでも心を寄せた友人たちは多い。それは彼の人柄によるところが大きかったと思う。 完成した映画を観た時、「やった!」と思った。それほどに新鮮な切り口の映画に仕上がっていた。

その後彼は映画の道を進み、私は医者としてのしごとが忙しくなり、時折連絡をとりあうことはあったものの、最近は顔を合わせる機会もなかった。 しかし、「会おうと思えばいつでも会える」と思っていたことはたしかだ。

人懐こいユーモアと、鋭い批評性の持ち主だった。ほんとうにほんとうに無念である。
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