2017/10
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説得と納得
前のエントリーと多少関連がある、というか連想的に思うこと。

人間って、合理性だけでは割り切れない気持ちを持ったり、行動をしたりすることがある(というか、しょっちゅうしている)。医療という場でも、病気の診断とか検査とか治療とかについて、「合理的論理的に説明」することを心がけているのだけれど、それでは患者さんは(小児科の場合は保護者は)「説得」はされても、必ずしも「納得」はしていない、と感じる時がある。

そりゃ説明が悪いんですよ、論理的になっていないんですよ、という批判もありなんでしょうが、どうもそれだけではない気がする。
人間が「納得」するためには、論理や合理性だけでは足りないらしい。でも、かといってウソ八百を並べるわけにはいかないし、わからないことはわからないと言うしかないのだし、時間の経過をまたなきゃどうしようもないことだってあるのだし。

そこでカリスマ性を発揮して「納得」させちゃうのが「名医」か?といえば、それはやっぱり違うと言うしかないし。

一方でほんとの科学的厳密さを求めると、たくさん検査をしなければならないことはけっこうあるだろうけれど(ある程度例外的な事態も考慮しなければならないから)、相手が人間である以上、それは無理がある。とくに子どもの場合には。

かくして「説得」と「納得」の間をウロウロすることになるのが、カリスマならぬ医者のありかたなんですね、どうも。まあ、だからこそ、「え?」と思うことは率直に訊いてもらうのがいちばん簡単だなあ、と思うのでもあります。
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