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願い空しく・・・
 パキスタン・アフガニスタンで、25年近くにわたって医療・農業支援を行ってきた「ペシャワール会」の現地スタッフ、伊藤和也さんが誘拐・殺害された、とのニュース。

 無事に解放されることを祈っていたのですが・・・

 2001年9月11日の「同時多発テロ」の直後、ブッシュ米大統領が「報復」を叫んでアフガン空爆を決定、当時の小泉首相があろうことかイの一番に支持を表明したことにショックを受けた私は、同時期に伝えられた、現地で地道に活動を続けてきた同会代表・中村哲医師の、そこに暮らす人びととの絆、信頼関係に根ざした発言に大きな感銘を受けました。
 それから一会員となってわずかながら会費を払い、通信を読んできて、伊藤さんの書かれた文章も読んだことがあります。外国の軍隊の介入によってしだいに混乱を深める政治情勢、一方で山の雪が減ったことによる干ばつの被害。そんな中で、単に先進国の技術を持ち込むのではなく現地の人たちが維持できるような技法をもって井戸を掘り水路を築き、サツマイモをはじめ痩せた土地でも収穫の期待できる作物を育て・・・一歩一歩、進められてきた活動が、通信から伝えられていました。

 しかし、治安の悪化は進む一方で、特に最近は厳しさを増していたようです。

中村哲現地代表も6月、福岡市で「現地の体制の大幅縮小を考えている。用水路、農業、診療の事業が全面的に一時ストップする可能性もある」「治安悪化の原因は、大干ばつによる深刻な食料難と、タリバン掃討作戦を進める米軍の相次ぐ誤爆による犠牲への怒り・反発だ。かつては日本人であるだけで命拾いしたが、今は日の丸がむしろ標的になっている」と語り、現地の治安情勢に危機感を募らせていた。(西日本新聞・8月27日7時6分)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000013-nnp-l40



 誘拐の犯人は一時タリバンとも伝えられましたが、どうやら政治的なものではなく強盗のたぐいの可能性が高いようです。伊藤さんの捜索には現地の多くの人たちが参加し、最初に遺体を発見したのも地元の住民だということ、住民に信頼されていたことがうかがわれます。

 それだけに、無念という他ありません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 同時に、これはアフガニスタンは怖い場所だとか、タリバンが無法だとかいう問題ではなくて、「かつては日本人であるだけで命拾いしたが、今は日の丸がむしろ標的になっている」のはどうしてなのか、こそを、私たちは考えなければならないのだ、と思います。
 
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