2017/08
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折原さんと最首さん
 朝日新聞の夕刊の連載に「人脈記」というのがあります。ここのところ、60年代末の学生運動に関わった人々、というのがテーマになっていますが、26日のこの欄には、当時東大教養学部の教官だった折原浩さんと最首悟さんが登場していました。

 私が入学したのはその時代よりかなり後で、最首さんは生物学の助手として学生の実習の指導にあたっておられました。生物学実習は(当然)必修でしたから、最首さんにはいささかお世話になったわけです。折原さんは社会学の助教授であり、私自身は直接に教えを受けたことはありませんが、文系の友人たちの間では人気の高い教官でした。
 東大闘争当時、教官の立場から、学生たちの主張に共感・支援し「造反教官」と呼ばれた人たちがいます。その中で、このお二人は、ともに安田講堂のある本郷ではなく駒場の教養学部所属であったことで、一緒にとりあげられたものでしょうか。また折原さんには『東大闘争』という著書もあり、最首さんは「助手共闘」のスポークスマン的な立場だったことを考えれば、「造反教官の代表格」みたいな位置づけなのかもしれません。

 しかし、また、すでに亡くなった方も少なくないのだ、ということにもあらためて気づかされます。1969年といえば40年も前の話なのですからね・・・

  折原さんはウエーバー研究者としてあり続け、後に教授となり定年で退官されました。最首さんは水俣の調査や障害児問題にかかわりつつ、「学問」のありようを問い続けてこられました。

 そういえば東大全共闘議長だった山本義隆さんは、以前素粒子学をテーマとした「人脈記」に登場していました。大学に職を得ず予備校で物理を教えておられますが、理系研究者のブログなどを見ていると、山本さんの授業を受けて物理に目覚めた、と述懐している人も少なくありません。

 共通しているのは、「学」に対する誠実さ、なのではないかと感じます。
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