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「ニセ科学」入門
ちょっと久しぶりに読書ネタ。

『おかしな科学』渋谷研究所X+菊地誠/楽工社

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「ニセ科学」と呼ばれる分野があります。科学用語や、それと紛らわしい言葉を使い、一見科学的な根拠があるように見えるが、実は根拠がないもの。たいていは、それを解説した本や、その説に基づいて作られたという商品が、販売されています。この本は、巷にあふれる「ニセ科学」の代表的ないくつかをめぐって、「亀さん」と「六さん」がああでもないこうでもないと議論をくりひろげ、最後に大阪大学の菊地誠さんが加わってまとめをする、というつくりになっています。

とりあげているテーマは多彩で、「ニセ科学ウオッチャー」というわけではない私にとっては、「こんなものもあったのか?」と思うようなものもありました。対談形式になっていることもあり、堅苦しいところはまったくなく、軽いノリで読めます。そのぶん、個々の問題については、「何が問題なのか」のエッセンスだけが提供されていて、やや説明不足かなあとも思いますが、「詳しい説明」と「読みやすさ」を両立させるのは難しいんですよね。

そういう意味では、ひとつひとつの「ニセ科学」についての批判的検討、というよりも、日常の中で「いい話」「コワイ話」に出会った時に、ちょっと立ち止まって考えるためのヒント、というべきなのかなあ。

子どもに関係の深いテーマとしては、「血液型性格判断」と、「水からの伝言」「ゲーム脳」がとりあげられています。子どもや保護者への影響の大きい、保育園や幼稚園・学校の先生たちにも、ぜひ読んでいただきたいですね。
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