2017/10
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手足口病
今朝のNHKのニュース番組の中で、手足口病についてやっていました。

ちょうど10年前、2000年には、手足口病が大流行しました。単に数が多かっただけでなく、特殊なタイプの脳炎を起こして重症になる子も出て、問題になりました。今年は、その2000年の流行時と同じパターンで手足口病が増えている、というのです。

手足口病は、「エンテロウイルス」という仲間の様々なウイルスによって引き起こされます。原因になるウイルスの種類が多いために、何度もかかるのがふつうです。それらのウイルスの中で、脳炎を起こす頻度が比較的高いのが、「エンテロウイルス71型」というタイプです。2000年の流行時も、これが主体だったのですが、今年の流行もまた、このウイルスが中心だそうです。そのため、「今年もまた脳炎の症状を起こす子どもが出てくるのではないか」と警戒されている。ニュースではその様子を報じていました。
とはいえ、このウイルスによる手足口病であっても、ほとんどの場合は軽くすみ、脳炎など重症になることはまれです。ふつうに手足にぶつぶつが出て、口内炎があって、熱もない、というような時には、あわてる必要はありません。

高熱が出てなかなか下がらない、頭痛や嘔吐が激しい、というときは、通常の手足口病にしては症状がひどいので、早めに受診したほうがいいでしょう。手が震えるとか、座っていてもふらつく、などの症状も、手足口病に伴う脳炎の初期の症状の特徴のひとつと言われます。意識がはっきりしない、呼吸が苦しい、などは明らかに重症の症状です。

「手足口病だから」といってやみくもに怖がる必要はありませんが、とくに今年はこのようなことには気をつけていただいたほうがいいようです。

ただ、私の実感としては、今年の手足口病は流行のはじまりが早かったけど、ここ2週間くらいはむしろピークをこえて減り始めてるかな、という感じなのですが。

なお、手足口病やヘルパンギーナは、不顕性感染(感染しても症状があらわれない)が多く、そのような人も感染源になること、主な症状がおさまった後もかなり長い間便にウイルスが排泄されることから、症状のある人を隔離しても、感染拡大を防ぐ効果はほとんどありません。したがって、本人の症状が辛くないものであれば、集団生活を制限することに意味はないと考えられます。
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