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周産期・新生児医学会の緊急声明
日本周産期・新生児医学会(理事長=田村正徳・埼玉医科大総合医療センター教授)が、ビタミンK2シロップの投与の重要性を再確認するよう、緊急声明を出しました。

ビタミンK2投与を 周産期・新生児医学会が緊急声明

日本周産期・新生児医学会(理事長=田村正徳・埼玉医科大総合医療センター教授)は5日、新生児の頭蓋(ずがい)内出血を防ぐため、ビタミンK2シロップ投与の重要性を再確認するよう、会員の産婦人科医や小児科医、助産師らに求める緊急声明を出した。代替療法「ホメオパシー」を実践する一部の助産師が、シロップの代わりに「レメディー」と呼ばれる砂糖玉を渡し、新生児が死亡し訴訟になったことを受けた。緊急声明は長妻昭・厚生労働相にも提出、厚労省として積極的に指導するよう求めた。


記事中に、「厚労省として積極的に指導するよう求めた」とありますが、これはたいへん重要なことだ、と思います。
声明のpdfファイルはこちら。簡潔ですが論旨明快で、大切なポイントがわかりやすいと思います。

ビタミンKの投与は「法律で定められているわけではないではないか」という議論をする人がいますが、これに限らず、「標準的な・推奨される治療」が、一般に法律で定められているわけではありません。しかし、これを逸脱することが、医療を受ける側に深刻な不利益を与える(ビタミンKの例であれば頭蓋内出血を起こす)ことにつながる以上、監督官庁が医療機関(助産師も含む)に再度指導を徹底することは、必要であり当然なことです。

と、いうより、20年も前に確立され、今や当たり前のこととしてどの医療機関でも行われているビタミンK2投与を、あえて逸脱するグループが出てくるとは思ってもいませんでした。そのような動きが出てきている今だからこそ、再度の指導の徹底が必要になっているのではないでしょうか。

声明をした周産期・新生児医学会理事長の田村正徳先生は、私の研修医時代の指導医でした。当時トロント小児病院への留学から帰国されたばかり、小児集中治療の経験と知識・技術をもって、若い医師たちを指導してくださいました。現在は埼玉医科大学の教授として、国際医療協力に力を入れるとともに、新生児・小児の蘇生に関して講習を開くなど、幅広く活躍しておられます。助産師さんたち向けに講演などもされていますし、多くの、真面目な助産師さんは、この声明をしっかりと受け止めてくださるものと信じます。

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