2017/09
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熱中症について、再度。
8月も末ですが、猛暑が続いています。江戸川区では公立の小中学校は今週から2学期が始まって、暑い中の登校で体調を崩している子どもも見受けられます。部活その他のスポーツ活動から帰ってきて、頭痛や吐き気を訴えた、という話も時折あって、熱中症の軽い症状である「熱疲労」なのだろうと思います。

そういう意味では、リスクが高いと言われる乳幼児もさることながら、運動量が多くなる小学校高学年?中学生も、注意が必要なのだなあと考えさせられます。

熱中症に関する注意報は、毎朝の天気予報でも流されるようになっていますが、私たちの生活は、まだ必ずしもそれを十分活かすものになってはいないのではないか・・・と思います。そこで、あらためて、気温や湿度と熱中症の危険性について、復習してみよう、と考えました。
天気予報の時に流れる熱中症危険度情報は、日本生気象学会による「日常生活における熱中症予防指針」(こちら[PDF])に基づいています。気温をもとにした基準が一般によく使われていますが、同じ気温でも湿度が高いほうが危険度が高いので、気温と湿度にもとづく、より細かい表もリンクした文書には記載されています。

さて、では、この指針に基づくと、日常生活でどういうことに気をつけるべきなのでしょうか。

まず、気温31℃以上の「危険」域。東京ではここのところほぼ毎日そうですね。これは「すべての生活活動で熱中症が起きる危険性がある」状況で、高齢者では安静にしていても熱中症になる危険があります。外出は避け、涼しい室内で過ごすこと、とされています。細かく見れば、気温が29℃でも湿度が90%あれば「危険」域ですし、気温が33℃なら湿度60%以上で「危険」域になります。一般に日本の夏は湿度が高いので、気温は高いが熱中症リスクは低い、という状況はあまり考えられませんね。

次に気温28℃以上31℃未満の「厳重警戒」域。これも「すべての生活活動で熱中症が起きる危険性がある」状況で、外出は炎天下を避ける、室内でも室温の上昇に注意すべき、とされます。「危険」域でも「厳重警戒」域でも、屋外での激しい運動は論外、ということになりますね。

25℃以上28℃未満が「警戒」域。「中等度以上の生活活動で熱中症が起きる危険性がある」レベルです。では「中等度の生活活動」って、どんなものでしょう?

平地での自転車走行、1分80?100m程度の(つまりふつうの)歩行、布団の上げ下ろし、掃いたり拭いたりする掃除、階段の昇降、芝刈りや垣根の刈込み・・・と、ほんとに日常的な動作が並んでいます。これらの作業でも休憩を入れながら行うこと、もちろん運動やより激しい作業では定期的に十分休息をとりながら行うこと、が勧められています。

そして、一方で大切なのが水分補給。ふつうの日常生活でも、寝る前・起きたとき・入浴前後にコップ一杯程度、また日中はコップ半分程度の水分を1時間おきをめやすに、摂ることが勧められています。かなり具体的、かつけっこう多い量ですね。また、運動の時には0.2%(1リットルの水に塩2g=小さじ半分弱/ポカリスエットを2倍に薄めたくらい)程度の塩分を含む水分を運動前にコップ1?2杯、運動中20?30分おきにコップ半分1杯、摂ることが勧められています。

小さい子どもは、無理な運動をすることはまずありませんが、日常生活では保護者が気をつけて水分をあげる必要はあります。体重あたりに必要な水分はおとなよりも多いので、おとなと同じ量とはいかないまでも、多めに用意したほうがいいですね。



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