2017/06
≪05  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   07≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
改訂版・放射能が心配な保護者の方のためのリンク【6/3追記あり】
3月末にかけて何度か「放射能が心配な保護者の方のためのリンク」という記事を書きました。その後、状況も変化し、新たに明らかになったこともありますので、あらためて今にひきつけた話をいくつか。

なお、今回も、主に東京周辺を想定しています。

(1)私たちの生活環境の放射線はどれくらいあるの?

公的なデータは、東京の場合、新宿区百人町にある「東京都健康安全センター」で測定されたものが発表されています。この測定装置が地上18mという高い場所にあるところから、「実際の生活空間と違うではないか」「わざわざ低い値を発表しているのではないか」などとも言われることもありますが、こうした場所に測定器を設置することにはそれなりの意味もあるようです(解説はこちら)。また、実際に同じ敷地で地上1mで測定した値ともほとんど差はありません(こちら)。

ここでの値は、1時間あたり0.06~0.08マイクロシーベルト前後と、平常時に近いほどまで下がっています(原発事故以前は0.028~0.079)。

しかし、同じ都内でも、どうやらもう少し値の高い場所があります。例えば東京大学のキャンパス内での測定データでは本郷で1時間あたり0.12~0.13マイクロシーベルトと、新宿よりはやや高い値が続いています。
また、新聞などにも掲載されましたが共産党の東京都議団が行った調査が先日発表されています。結果の一覧がこちら(pdf)にありますが、新宿西口で0.066と、都のデータとほぼ同じなのに対して、東京東部は高い傾向があります。こちらにマップ(pdf)があるのでわかりやすいですね。

これで見ると、江戸川区江東区あたりは1時間あたり0.18マイクロシーベルト強、平常時(0.028~0.079)よりも1時間あたりで0.1~0.15マイクロシーベルト高くなっています。このの場所でずっと屋外にいたと仮定すると、1年間で1ミリシーベルト前後(0.8~1.3)平常時より高くなる計算です。ICRP(国際放射線防護委員会)による「平常時の一般人の基準」、文部科学省が福島の学校について「目標」として示した値に、ぎりぎりおさまるくらいです。実際はずっと屋外で生活するわけではないので、それよりはだいぶん少なくなるでしょうが。

一方、足立区・葛飾区など東北部はさらに高めですね。こういう傾向は他の調査でもあらわれています。たとえば、「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」というサイトでは、全国の有志による測定結果が公表されていますが、千葉県の柏市、流山市、葛飾区金町ではやはり高めの値が出ています(放射線測定器の扱いやデータの解釈には注意が必要ですが、その意味でここは専門知識を持つ方々の運営で、留意事項も書かれており、信頼性は高いと考えています)。

なお、今平常時より増えている放射線のほとんどは、土に積もった放射性セシウムからのものと考えられます。雨上がりの水たまりや、土がたまりやすい溝などは、周囲から放射性セシウムを含む表土が流れこんで、より高濃度になると言われています。放射線量の高めの地域では、注意したほうがいいと思います。線量の低い東京西部はともかくとして、東部の高めの地域では、自治体レベルでもう少し細かく調べていただけないものかとも思いますね。

【6/3追記】葛飾区は6月から正式に公園での測定を初めていました。
葛飾区における放射線量について(6月2日発表)
週に1回測定を続けるようです。これでみると1時間あたりの放射線量は0.21~0.28マイクロシーベルトです。共産党都議団の結果より低めですが、使う機器によってこの程度の差は出るものと考えたほうがよさそうです。

また江東区も土壌の放射性物質の測定を行うそうです。
放射能関連情報

足立区も区役所前や区内の公園で測定を行い公表しています。
放射線の調査について
おおむね1時間あたり0.2マイクロシーベルト前後のようです。

【追記おわり】

(2)食べものは大丈夫なの?

消費者庁が、パンフレットを公表しました。
「食品と放射能Q&A」(pdf)

現在の基準値についての国の考え方などが書かれています。これについては、「その基準値は正当なのか?」という問題と、「検査はきちんと行われるのか?すりぬけたり偽装などはないのか?」という問題があるわけですが・・・

基準値を決める理屈はなんだかとてもわかりにくいのですが、こちらにかみくだいたものがあります。
食品の放射性物質の暫定基準値はどうやって決まったか

またこのブログ主は水産資源管理の専門家でいらっしゃるので、水産物については早くから発言しておられます。
水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと
日本の魚を【比較的】安全に食べるための私案

なお、「放射性物質を排出させる食べもの」などはありません。そうした情報に振り回されて栄養が偏ることのほうが健康へのリスクは高くなります。食べものの種類については偏らず、通常通り栄養バランスを考えて摂っていただくようお願いします。

検査体制については注視していくしかないですね・・・

また情報があればつけたしていきます。
関連記事
Secret
(非公開コメント受付中)

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新の記事
つぶやいてます
リンク

カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。