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デング熱についてのメモ
連日ニュースをにぎわせているデング熱。新宿・渋谷からは距離がある江戸川区ですが、なんとなく心配…という方も多いようです。

実は今まで国内でデング熱の患者さんがいなかったわけではなく、海外で感染して帰国後症状が出る人はかなりの数にのぼっていました。今回大きく報じられているのは、海外に行ったことがない人が発症している、つまり国内で感染した人が見つかり、その人数が日に日に増えているからです。

たとえばすでに一昨年の朝日新聞に、こういう記事が出ています。

日本人がデング熱と戦ったとき
記事にはこうあります。

日本でもデング熱の患者さんが急速に増加しており、今年(引用者注:2020年)は10月3日までに184例が報告されています。ただし、この方々は(おそらく)海外で感染し、そして日本で発症された方々であり、国内での小流行を示唆するものではありません。

デング熱がアウトブレイクに発展するためには、媒介する蚊が感染者から吸血し、血液と一緒に入ってきたウイルスを別のヒトに刺すことで感染させるというプロセスが必要となります。



実際今起きているのは「媒介する蚊が感染者から吸血し、血液と一緒に入ってきたウイルスを別のヒトに刺すことで感染させるというプロセス」が成り立っている、ということほかなりません。

デング熱は、インフルエンザや風疹・麻疹などのように人から人へと直接うつる病気ではありませんから、短い期間に急速に拡がる、というものではありません。また、流行を防ぐための方法も、これら空気感染・飛沫感染する病気とはおのずと異なります。感染者の血を吸った蚊がウイルスを媒介しますから、「蚊に対する対策」が大切なのですね。

先にリンクした記事には、これについても、昭和17年から19年にかけて主に西日本で起きたデング熱の流行に際してとられた対策が紹介されています。ここでのキモは、感染者が蚊にさされないようにすること、感染者の周囲で蚊を駆除すること、防火用水などでは魚を飼ってボウフラの生息を防ぐこと、等、「感染者の保護と蚊の発生防止」だったとのことです。

デング熱は不顕性感染も多く(75%にのぼるそうです)、また多くの人は重症になることなく自然に治ります(一度感染したことがある人が、型の異なるウイルスにまたかかると、重症になるリスクが高くなるということです)。主な症状は高熱と頭痛、倦怠感(東南アジアで感染者が身近にいた人によれば、とにかく異様にだるいのだとか)、筋痛、などで、インフルエンザに似ていますね。高熱が出る病気はいくつかありますから、最初から決めつけずに、症状の経過や検査を組み合わせて判断していくことになります。

聞きなれない病気ですが、重症になることは少ないこと、患者さんから直接うつるものでないこと、を知っておいていただくのが大切かなあと思います。

予防としては、蚊の発生を防ぐこと(水たまりをなくす等)、蚊を駆除すること、蚊にさされないようにすること(長袖長ズボン、虫除け剤の使用など)、ということになります。虫除け剤を使う場合は、口や目に入らないよう注意してください。

情報が次々に増えていますが、参考になるリンクを以下に。

デング熱と重症型のデング熱について (ファクトシート)/2013年WHO

かるがもブログ・デング熱について

あれどこ感染症・デング熱今知っておきたいこと
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